突然ですが、皆さんは彼女のことをご存知ですか?
そう、《夢幻崩界イヴリース》です。
《夢幻崩界イヴリース》
闇属性 レベル2 サイバース族 効果モンスター
攻撃力0 守備力0
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のリンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、効果を無効にして、このカードとリンク状態となるように自分フィールドに特殊召喚する。
②このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードのコントローラーはリンクモンスターしか特殊召喚できない。
③このカードが自分フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
③の効果で相手に送り付け、②の特殊召喚封じで相手のリンク召喚以外の特殊召喚を封じる、極めて厄介な闇堕ち美少女です。
召喚条件が緩いリンクモンスターが意外と多いため、そのまま使っても相手にリンク素材にされてしまう場合があり、エクストラリンクと合わせて運用するのが基本となっています。
そんな彼女ですが、 最近その姿をあまり見かけなくなってきました。
そう、《トロイメア・マーメイド》が禁止になったからです。
《トロイメア・マーメイド》
「トロイメア・マーメイド」以外の「トロイメア」モンスター1体
水属性 悪魔族 リンク1 効果モンスター
攻撃力1000
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。デッキから「トロイメア」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合、さらに自分はデッキから1枚ドローできる。
②このモンスターがモンスターゾーンに存在する限り、フィールドの相互リンク状態ではないモンスターの攻撃力・守備力は1000ダウンする
①の効果で《夢幻崩界イヴリース》を特殊召喚できるリンクモンスターなのですが、比較的簡単にリンク召喚できる上、②のデバフ効果も強力というまさに禁止になっても仕方がない性能です。
イヴリースに復活のチャンス……?
そんなわけで出番が減った《夢幻崩界イヴリース》ですが、私は彼女を別の方法でデッキからサーチする手段を見出しました。
攻撃力1200以下のサイバース族をサーチしつつ通常召喚できるエクストラリンクデッキ……そう、いつものアレ(《コード・エクスポーター》搭載型コード・トーカーデッキ)です。
デッキの回し方(2019/9/17修正)
手札:《レディ・デバッガー》+《サイバネット・コーデック》
《レディ・デバッガー》の代わりに、サイバース族モンスター+特殊召喚可能なサイバース族モンスター(バックアップ・セクレタリーなど)でもOKです。
①《レディ・デバッガー》を通常召喚。効果でデッキから《バックアップ・セクレタリー》を手札に加える
②自分フィールドにサイバース族モンスターがいるので、《バックアップ・セクレタリー》の効果で自身を特殊召喚
③《サイバネット・コーデック》を発動
④《レディ・デバッガー》と《バックアップ・セクレタリー》を素材に《コード・トーカー》をリンク召喚。《サイバネット・コーデック》の効果でデッキから《マイクロ・コーダー》を手札に加える
⑤《コード・トーカー》と手札の《マイクロ・コーダー》を素材に《トランスコード・トーカー》を右のEXゾーンにリンク召喚。《サイバネット・コーデック》と《マイクロ・コーダー》の効果をチェーンを組んで発動。デッキから《コード・ジェネレーター》と《サイバネット・コンフリクト》を手札に加える
⑥《トランスコード・トーカー》の効果で墓地の《コード・トーカー》を《トランスコード・トーカー》の下に特殊召喚
⑦《コード・トーカー》と手札の《コード・ジェネレーター》を素材に《エクスコード・トーカー》を《トランスコード・トーカー》の下にリンク召喚。《エクスコード・トーカー》と《サイバネット・コーデック》、《コード・ジェネレーター》の効果をチェーンを組んで発動。相手のメインモンスターゾーンを1つ使用不能にし、デッキから《コード・エクスポーター》を手札に加え、デッキから《夢幻崩界イヴリース》を墓地へ送る
⑧《トランスコード・トーカー》と手札の《コード・エクスポーター》を素材に《コード・トーカー・インヴァート》を《エクスコード・トーカー》の左にリンク召喚。《コード・トーカー・インヴァート》⇒《サイバネット・コーデック》⇒《コード・エクスポーター》の順でチェーンを組んで効果発動。墓地から《夢幻崩界イヴリース》を手札に戻し、デッキから《サイバース・コンバーター》を手札に加え、《夢幻崩界イヴリース》を《コード・トーカー・インヴァート》の左に特殊召喚
⑨《コード・トーカー・インヴァート》と《夢幻崩界イヴリース》を素材に《クロック・スパルトイ》を《エクスコード・トーカー》の左にリンク召喚。《クロック・スパルトイ》の効果でデッキから《サイバネット・フュージョン》を手札に加え、墓地へ送られた《夢幻崩界イヴリース》の効果で自身を相手フィールドに守備表示で特殊召喚
⑩《サイバネット・フュージョン》を発動。手札の《サイバース・コンバーター》を墓地へ送り、墓地の《コード・トーカー》を除外して《ダイプレクサ・キマイラ》を融合召喚
⑪《クロック・スパルトイ》と《ダイプレクサ・キマイラ》を素材に《シューティングコード・トーカー》を《エクスコード・トーカー》の右にリンク召喚。《サイバネット・コーデック》の効果でデッキから《シーアーカイバー》を手札に加える。墓地へ送られた《ダイプレクサ・キマイラ》の効果で墓地の《サイバネット・フュージョン》と《サイバース・コンバーター》を手札に戻す
⑫《サイバネット・フュージョン》を発動。手札の《シーアーカイバー》を墓地へ送り、墓地の《クロック・スパルトイ》を除外して《ダイプレクサ・キマイラ》を融合召喚
⑬《シューティングコード・トーカー》と《ダイプレクサ・キマイラ》を素材に《双穹の騎士アストラム》を《エクスコード・トーカー》の左にリンク召喚。リンクモンスターのリンク先にモンスターが特殊召喚されたので、墓地の《シーアーカイバー》の効果で自身を特殊召喚
⑭自分フィールドのモンスターは全てサイバース族なので、《サイバース・コンバーター》の効果で自身を特殊召喚
⑮《サイバース・コンバーター》を素材に《トークバック・ランサー》を左のEXゾーンにリンク召喚
⑯《シーアーカイバー》を素材に《リンク・ディヴォーティー》を《トークバック・ランサー》の下にリンク召喚。《シーアーカイバー》は自身の効果で除外される
⑰《トークバック・ランサー》の効果で《リンク・ディヴォーティー》をリリースし、墓地の《トランスコード・トーカー》を《トークバック・ランサー》の下に特殊召喚。リリースされた《リンク・ディヴォーティー》の効果でリンク・トークンを2体特殊召喚
⑱リンク・トークン2体を素材に《サイバース・ウィキッド》を右のEXゾーンにリンク召喚
⑲《サイバネット・コンフリクト》をセットする
※《夢幻崩界イヴリース》《サイバネット・コンフリクト》の位置を散らしているのは、《鉄騎龍ティアマトン》対策です。
①カウンター罠《サイバネット・コンフリクト》による効果無効除外と、そのターンのみ同名カードの使用不可
②《サイバース・ウィキッド》《エクスコード・トーカー》がリンク先に効果破壊無効を付与し、《トランスコード・トーカー》が自身とリンク先に効果対象に取られない効果を付与(《双穹の騎士アストラム》は元々相手効果の対象に取られない)。
③《トランスコード・トーカー》《エクスコード・トーカー》の効果で攻撃力4000までパンプした《双穹の騎士アストラム》が相手モンスターの攻撃を引き受ける
一見すると貧弱な盤面ですが、①②③によりそれなりの強度を誇ります。
《コード・エクスポーター》は2019年8月31日に発売する「LINK VRAINS DUELIST SET」に収録されます。
個人的には同セットに収録される《海晶乙女パスカルス》も欲しいので、発売が待ち遠しいです。
遊戯王OCG デュエルモンスターズ LINK VRAINS DUELIST SET
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント(Konami Digital Entertainment)
- 発売日: 2019/08/31
- メディア: おもちゃ&ホビー
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遊戯王OCG デュエルモンスターズ ストラクチャーデッキ マスター・リンク
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また、始めたばかりでブログの認知度が低いので、情報を拡散していただけると嬉しいです。
デッキに関する質問や意見も受け付けていますので、コメントをいただけたらドンドン返しますよ。